2010 season is now open
Nabe
5月の前半、今年初の遠征に出掛けた。

今年は春先からの天候が思わしくないことやカバーの発育不良の話を各地の友人から聞かされていたので、今回の遠征先でもカバーゲームが成立しないだろうと判断し、バスゲームに切り替えようかと計画していた。

しかし、前々日から観光を兼ねてフィールドを回っていた仲間から、かろうじてカバーゲームが可能なフィールドが数箇所存在し、短時間しか釣りができなかったが数本をキャッチしたとの連絡が入り、急遽、雷魚タックルも車に積み込んで同行者とともに目的地へと向かった。


1st Day 9:00〜12:00

数日間吹き続いていたという風はこの日も止むような気配は無く、朝から高速道路の吹き流しが見事になびくほどの強風であった。

まず、中規模の野池へ入る。

ここは5〜6年ほど前までは大型は出ないものの、魚影は濃く、数釣りが楽しめたが、大規模な水抜きにより数が減ったと聞き、ここ数年はほとんど訪れていなかった場所だ。

相変わらず風は強かったが、とりあえずタックルをセットし、枯れハスと沈水植物のエリアへ入る。

フロッグは3年以上の歳月を経て、今春にようやくリリースされたエクストリームフロッグ。昨年までのプロトモデルではなく、赤メッキフックを装着した完全な市販モデル(ウェイトはタングステン7グラムに交換)を使用した。カラーはブラック(同行者はパープルグリッター)。


水面まで伸びたウィード上をアップテンポに引いてくると、すぐに雷魚が反応したときの特有のうねりが見られ、数投目にリアクション気味にバイト。65センチほどの計るまでもないサイズではあったが、サイズ云々抜きにシーズン1本目は嬉しいものである。

時折、キャストを躊躇うような風が吹き続いている状態であったが、雷魚の活性は高く、30分ほどの間に同サイズを3本キャッチした。

いずれもウィードのエッジやポケット、枯れハスが密集したポイントを通してやると容易にバイトは得られたが、風が止んだ瞬間にキャストし、風が吹き始めたらラインスラックを抑える為にラインを寝かして風が止むまで待つというストレスの溜まる釣りを強いられた。


その後、頻繁にバイトはあるものの、フロッグを持ち込まない(消えない)バイトが続いていた。

同行者もようやく60センチクラスをキャッチし、私も最大は75センチであったが3本を追加。

私はバイト後に持ち込んだ7回のバイトは全てランディングする事ができたが、このフッキング性能こそ、エクストリームフロッグ最大の持ち味だ。ファットに見えるボディデザインだが、ショートバイトや小型雷魚への食い込みも悪くない。

また、薄皮ボディや細軸のアイ、フックの耐久性も特に問題は無く、扁平気味のボディ形状ではあるが、強い風のなかでも安定した飛行姿勢で飛んでいく。

この時点でこの池の半分程度を攻めていたが、これ以上は叩かずにポイントの残して移動。

しかし、午後になり一段と風は強まり、幾つかのフィールドを見てまわってはみたが、浮葉植物や抽水植物が無く、風が直接水面に吹き付け波立つ状況下では為す術が無かった。

残念ではあるが、狙いをバスに切り替えて日没まで野池巡りを楽しんだ。


2nd Day 8:30〜14:00

願いもむなしくまたしても朝から強風。

「雨じゃないだけまだマシか・・・」と言い聞かせてフィールドへ向かう。

訪れたのは堰堤にハスと沈水植物が密集する野池。

最初はハスの茎とウィード上を探っていたが小型のバイト数発と反応が渋いので狙いを沖のエッジに変更して早いテンポで誘ってやると引き波を立ててひったくるような豪快なバイト。なかなかのファイトをした奴はコンディションの良い70アップであった。

そして、同行者が2投連続で60センチクラスをキャッチ。私とは正反対に近距離の比較的ウィードの濃いポイントを丹念に探っていた。


その後、私は55〜70クラスを4本、同行者は70アップを1本追加。

昨日同様に風は強いものの、陽射しが強く、気温は上がっているので雷魚の反応は良かった。

午後に入り、毎年多くの雷魚マンが入れ替わり訪れるメジャーフィールドへ移動する。

予想通り、風が当たりにくい唯一のポイントには先行者が入っており、そこ以外はどこも風が吹き付けている。

やむを得ず、先行者の邪魔にならないように距離を取り、水面を観察してみると、1箇所だけ風の当たりにくいスポットがあったので、狙いをその1点に絞って誘ってみると2回バイトを得られたが、残念ながらいずれもフロッグを持ち込んでいなかった。

そして、このフィールドを諦め、数箇所のフィールドをまわってみたが昨日以上の風で断念・・・。

天候ばかりはどうしようも無く、この日も狙いをバスへと変更した。


今回、気になったのは文頭でも触れたカバーの発育不良だ。

例年であればこのエリア内の幾つかのフィールドでヒシの生育が確認できていたのだが、今回は全く見る事ができなかった。

天候により、遅れているだけというフィールドもあるだろうが、今後の状況によってはこのまま発芽しなかったり、生育不良の野池も出てくると思われる。

ただでさえフィールドが減少している現在、天候が安定し、1箇所でも多くのフィールドでカバーゲームが楽しめる事を願わずにはいられなかった。

我々にとって雷魚同様に大切な水生植物、水辺に立ち込む際はできる限り植物を踏み荒らさないように注意し、釣り上げた雷魚とともに陸揚げした水性植物は水に返すなどの配慮を心掛けたい。


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