Opening Game 1
By Ken
5月上旬、今シーズンの開幕戦に出掛けた。今回の日程は2日間。野池やクリークのあるエリアだ。

昨年の同時期は寒気団の影響で気温の低い時期が続き、カバーの生育があまりにも乏しかったが、今年も同じような状況なのでカバーは殆ど期待出来ない。しかも遠征先の天気はイマイチである。とは言えいまさら休暇を変更出来る身分ではないので、「2日間あればなんとかなる」くらいの楽な気持ちで出発した。


午前8時くらいに現地入りし、初めにチェックしたのはこのエビモが繁茂するフィールドだった。昨年はフルオープンだったのでひとまずホッとした。

当初の天気予報は曇りのち雨だったが、この時は晴天であった。車から降りるとかなりの気温上昇を感じた。願ってもない展開だ。

今回の遠征は事前情報が全く無かったので、午前中はこの日に回るエリア全体を見て状況を判断し、午後に良さそうな所に入る予定だったが、急遽予定を変更し、30分くらいやってみることにした。

偏光グラス越しにカバーを凝視し、薄っすら見える魚体を見つけ、慎重にキャストする。そして慎重にフロッグを近づけ様子を見る。数ヶ月振りの緊張する瞬間だ。ところが反応は芳しくなく、興味を示し追ってくる雷魚はいるものの大半はゆっくり沈んでしまった。時折早巻き時に小型雷魚がリアクション的にアタックしてくるくらいであった。

結局フロッグを持ち込むことは無かったが、久々に雷魚の姿や反応を体感することが出来て安心した。

その後はエリア全体を見て回った。カバーの生育はかつて無いほどに遅れていて、ヒシは全く無く、エビモなどの沈水植物や枯れハスや赤浮き草のある所でかろうじてカバーゲームが成立する程度だ。それでも気温が予想に反して30度近くになっているので浮いている雷魚をたくさん見かけたが、先日までは気温の低い日が続いていたせいか、フロッグを通しても逃げるか沈むかまたは無反応な状態であり、アタックは皆無であった。
途中でクリークもチェックしたが、こちらも雰囲気は芳しく無く、素通りした。


そして午後になるころ当初の天気予報が当たったのか、場所によっては雲行きが怪しくなり、強い風と横殴りの雨が降るようになってきた。

そこでインターネットで天候を検索しながら影響の少ない所を探し出し、この日の後半はとある2つのフィールドに的を絞った。

そこは中規模野池でハイシーズンになるとハスとヒシが全面をビッシリ覆うのだが、当然この日のカバーは僅かしかなかった。しかも午前中はカバーの状態を確認したのみだったので雷魚の状態は全く分からないままであり、いささか不安を抱えた状態でキャストを始めた。入った場所は、まばらな枯れハスと強い風により赤浮き草が一角に寄せられている。そこは良く見るとエビモも繁茂しているので格好のカバーエリアとなっていた。


赤浮き草は見た目があまり良いとは言えず、過去に良い思いをしたこともあまり無いのだが、今回は数少ない貴重なカバーなので丁寧に攻めてみた。

ところが始めてみると数投でフロッグに反応が見られ、どこからか捕食音も聞こえてきた。「これなら何とかなりそうだ・・・。」ここまで1本もキャッチしていないだけに気持ちが焦っていたが、確信の持てるフィールドに立っていることに安堵した。ここで何とか複数は獲りたいところだ。

ここの雷魚の活性は比較的高く、リズミカルにフロッグをアクションさせると反応してくれるのだが、強風の為にとてもやり辛い状況だった。キャスト精度はもちろんフロッグのアクションは思うように出来ず、せっかくアタックはあってもラインスラックが大きく出ているのでフッキングもしっかり決めることが出来なかった。

そんな状況で苦戦を強いられたが、ほどなくして60後半くらいのをキャッチした。水面が強風で波立つ状態であった為、アピール力重視でブレードを装着したフロッグにアタックしてくれた。今シーズンの嬉しい1本目だ。

リリース後、続けて同じように攻め、アベレージサイズを1本追加した。

その後、強風の為にフルキャストで届かない範囲を足を使って探ってみようと考えていたところ、更に天候が悪化し遂に雨が降ってきた。

車の中に逃げ込み、天候の回復を待ったが、雨は収まるどころか土砂降りになり、釣りは諦めざるを得なかった。

この先に夕マズメを控え、「さあこれから!」というところだったので残念だった。


2日目は初めて訪れるフィールドを含めて昨日とは別のエリアを見て回った。

この日は天候は晴れのち曇りで雨の心配はいらないのだが、昨日と違うのは最高気温が10℃も下がるとのことだった。さらに5m以上の強風が一日中吹くようである。

気温の変化はまだ良いとして、また厄介な強風である。

この池も大部分が白波が立つような状況であったので、カバーのお陰で波の少ないこの一角に雷魚が集まってる可能性がある。

慎重に岸際に歩を進め、ピッチングで足元から探っていったが、雷魚の警戒心が高く、フロッグには興味を示すどころか逃げてしまった。

仕方なく移動し、キャスティングで広範囲を攻めたいところだが強風の為に上手く行かない。カバーの際や、オープンポケットなどあやしい所にフロッグを通すとアタックがあるのだが、昨日同様にアクションもままならず、当然フッキングまで至らない。

30分ほど攻めたが、辛うじて60位のを一本獲るに留まった。小さいながらも素晴らしいファイトだった。

大きく移動し、昨日最後に入ったフィールドを目指した。色々思案したが、そこしかなかった。この遠征最後の勝負を賭けたいところだが、到着する前から雲行きが怪しくなり、上空が分厚い雲に覆われてしまった。おまけにかなり寒い。

ところが幸いなことにあれだけ吹いていた風が今はわずかにそよいでいるだけになった。

そこで考え方を変え、昨日は攻めることの出来なかった遠くのポイントをロングキャストでアプローチした。

厚い雲によって日光が遮られでいるので、ローライトの状態を補うように小型のブレードを装着し、やや重めにチューンしたエクストリームフロッグで攻めた。

遠くのポイントといっても昨日と比較し、ずいぶん面積が小さくなってしまったのだが、そのピンポイントを丹念に探り、まだ回っていなかった岸際のブッシュ周辺などをチェックした。

さすがに気温の低下が影響してか、予想通り雷魚の反応はほとんど無くなってしまった。

その為、フロッグをスローにアクションさせ、ときにはトゥイッチやジャークで様子を伺い、ピックアップの際にはリアクション的にアタックしてくる個体がいないかチェックしながら釣りをした。

その結果、渋いながらも中型2本をキャッチした。フロッグを持ち込んだのはこの2回だけだったが運よくどちらもキャッチに至った。欲を言えば、もう少しサイズアップしたいところだったが、今日のこの状況で最後に複数獲れただけでも満足だった。


ロッド  オフト雷魚77BORON 鬼に金棒80L BORON

リール  アブ6500CL BIG GAME

ライン  藤岡オリジナル10号

フロッグ エクストリームフロッグ  パールホワイト/チャートスポッツ22g

                  クリアブラック/シルバーグリッター19g

                  クリアブラウン/シルバーグリッター19g 


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