Nabe-2003
ROD

2003年は主にクリークゲームに使用するタックルについて紹介する。

クリークゲームにおいてはショートレンジでの釣りが中心となるが、クリークと一言で言っても多種多様の顔がある。水面には浮き草から、ヒシ、ホテイアオイなどの浮葉植物があり、水中にはエビモ、キンギョモといった沈水植物がカバーを形成している。更には浮芝や岸際の葦やブッシュといった豊富なベジテーションがクリークには見られる。そして、これらのカバーが複雑に絡み合ったヘビーカバーもあれば、オープンエリアの多いライトカバーまである。

このクリークゲームにおいて一日中、同じロッドを使い続けることもあるが、私はクリークの状況に応じてロッドを使い分けるようにしている。利便性や効率を求めた場合、極論を言えば1本のロッドでクリークゲームの全てをカバーすることは可能であるが、偏った釣法になりやすいので、私は自分自身に柔軟性を持たせ、ゲーム性や釣り自体の質を高めていくために、何種類かのロッドを使い分ける事にしている。

この場合のロッド選択であるが、どんなタイプのロッドをチョイスするかはユーザーの好み(ブランド、レングス、アクション)に大きく左右され、更に、使用するフロッグや釣りのスタイルにも大きく影響される。よって、ロッドの評価には大きな差が見られるのは致し方ない。

このような前提を踏まえ、私は以下のようなロッドを選んでみた。


Shadowrise SR59 BANTAM
Raigyo77Boron
80年代の名竿、リリーパッドハスキーを彷彿させる59というレングス。この忘れかけていたレングスはクリークの接近戦において威力を発揮する。ショートロッドのデメリットは十分承知しているが、操作性を重視して選択した。細いブランク径と軽いウェイトから、ロッドのトルクが細く感じられるのは致し方ないが、ブランクスは負荷に応じて滑らかなカーブを描き、見た目以上に剛性もある。また、ロッド全体でその負荷を吸収し、分散させるためにジョイント部の無いフルワンピース仕様となっている。このロッドは使い手の技術でデメリットを補ってやれば大きな戦力となるだろう。
Shadowrise SR71 VIOLENCE
シリーズ最強のパワーモデルとはいえ、他ブランドのロッドを比較した場合、その基本コンセプトの違いから、マイルドに仕上げられていると言える。59同様にトルクが細く感じられるが、バットのパワーに貧弱さは感じられない。ストレスが集中する個所はなく、力の抜けもスムースなテーパーデザイン。それなりの距離をキャスティングできるが、大型フロッグを使用するロングディスタンスゲームには不向きだろう。
SAURUS CHANNA AXE Piercer 610
現在市販されている雷魚ゲーム用のロッドの中では希少といえるパラボリックなアクション。このシリーズの特徴であるベリーにトルクをもつスローテーパーロッドで、素材にはボロンを採用している。スローテーパーはカバーから雷魚を引き離したり、引き寄せるときの速効性は劣るが、フロッグの操作性は優れており、繊細なアクションができる。このテーパーデザインは評価が分かれるところだが、スーパーストライクの流れを汲むこのロッドは私にとっては魅力的な1本だ。
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