Technique

14 Basic Technique (14の基本)

其ノ一 雷魚がフロッグについた時の気配を感じとる

其ノ二 フィールド開拓のポイント 

其ノ三 フィールドの見切りはバッサリと

其ノ四 適切なロッド選択をする

其ノ五 雷魚のサイズに合せたフッキング

其ノ六 敢えて超ヘビーカバーを攻める

其ノ七 フィールドの状況に応じてキャスト数をコントロールする

其ノ八 ピンスポット狙い&シェイキング

其ノ九 フィールドの状況に応じた攻め方をする

其ノ十 バラシを減らすポンピング

其ノ十一 アタックをラインからも感じ取る

其ノ十二 フィールド開拓の面白さを知る

其ノ十三 フッキング後は雷魚を一気にカバーの上に引きずり出し、
      ゲームを優位に運ぶ

其ノ十四 フロッグは雷魚の背後から後頭部の上を通して食わせる




其ノ一 雷魚がフロッグについた時の気配を感じとる
大型雷魚は音もなく近づき、一気にフロッグを吸い込むことが多い。大型になればなるほど警戒心が強いため、前ぶれが小さい場合が多い。ごくわずかな水生植物や水面の動きを見過ごさないように常に集中してフロッグを操る。
気づかないうちに大型のアタックをとり損ねているケースが多いことを再認識する。
其ノ二 フィールド開拓のポイント
今までの経験上、良いフィールドは開拓開始30分以内に反応(アタック)がでる。この時間を基準に、捕食の跡やベイト(主にカエルの数)に注意しながら釣りをする。これでダメなら×をつけて次のフィールドへ移動する。特に遠征時は時間の制約があるので効率よく開拓を行う。カバーの状態だけにとらわれず、ベイトや岸際の植物などに目を配ることも重要。

また、護岸の状態(新旧)や水質だけでは単純に判断できない。数多くのフィールドに出掛け、経験を積むことによって判断できるようになる。
其ノ三 フィールドの見切りはバッサリと
雷魚の活性は天候によって大きく左右される。また、同じ天候だからといって活性も同じという訳でもない。一週間前は反応が良かったのに良く似た天候の今日は全く反応が無いということがよくある。雷魚は非常に神経質(感受性が強いのか)でありその日、そのフィールドごとに活性は異なる。1つのフィールドに固執するのではなく、ダメなら次へ移動する。この見切りと移動がポイント。雷魚のフィールドは1つ1つが小さいがそのエリア自体を1つのフィールドと考えると答えが見えてくる筈だ。
其ノ四 適切なロッド選択をする
カバーの状態などフィールドに合せたロッド選択はもちろんのこと、自分のアワセ方や寄せ方(癖)に合ったロッドを選択することによってバラシを減らすことができる。

TypeA:アワセ及び寄せのときに魚が飛ぶ
 ⇒ロッドの弾力でバランスをとる
 ⇒腕力+硬いロッドはバレを招く

TypeB:フッキングが甘かったり、カバーに潜られることが多い
 ⇒硬いロッドでバランスをとる

其ノ五 雷魚のサイズに合せたフッキング
小型はバレやすい。これは魚自体の体重が関係しているのであり、その軽い体重によってフッキングが甘くなっているからである(しかも雷魚用フックは太い)。従って、いくら力を入れてアワセたところで魚が飛んでしまうだけでさほど深くフッキングしない。力まかせのアワセ及び強引な寄せをしないのはこういう意味がある。
逆に大型魚の場合は、体重があるため上唇にうまくフッキングする場合は完全にフックが突き刺さる。しかし、フロッグが口の中に入ってしまった場合は、かかりが浅くなるケースが多くなる。大型を釣り上げて、口を開けたらフロッグが”ポロッ”というのは、口の内部の空洞が大きいためにフックの刺さりが甘くなるからである。大型雷魚のヘッドシェイクでバレるのはまさにこのケース。これに対応するには

1.フロッグをフッキングしやすいように改造する。

2.フッキング後の取り込みスピードを上げる。

其ノ六 敢えて超ヘビーカバーを攻める
多くの人が避ける超ヘビーカバー。難攻不落の名所。ヒシであれば葉が立ってしまっている状態。そんなヘビーカバーだからこそプレッシャーも低く、モンスターが潜んでいるのだ。しかし、そこを攻めるといってもそのヘビーカバーの上を闇雲に引きまくるのではない。
そのカバーの中にあるピンスポット(他に比べて薄いところ、葉が寝ているところ、オープンのポケットなど)を探し出し、そこだけをシェイキング等で重点的に狙う。それには1.正確なキャスティング 2.カバーが絡みにくいフロッグ 3.フッキング後のやりとりなどの技術を要する。難易度が高く、精神的にも辛いが、この釣り方は雷魚ゲームの醍醐味を味わうことができ、「獲った」という実感も湧くのである。そしてこれは私の最も得意とする釣り方だ。
其ノ七 フィールドの状況に応じてキャスト数をコントロールする
カバーが薄いフィールドや、プレッシャーの高いフィールド、キャストできる場所が限られているフィールド、あるいは他人と一緒のポイントを攻める場合は、キャスト数をできる限り減らす。これはフィッシングプレッシャーを低減するためである。人より多く釣りたい(=より多くキャストしたい)という欲求を抑えて一投一投に集中する。”一投入魂” 一番できそうでできない事なのだ。
其ノ八 ピンスポット狙い&シェイキング
其ノ七と重複する部分もあるが、モンスターを”狙って獲る”方法の一つがこのピンスポット狙い&シェイキングである。キャスト回数を増やして広範囲を探るのではなく、モンスターの呼吸、捕食などの行動を見つけるべくフィールドを観察し、その見つけたスポットへフロッグを投入する。
そしてモンスターの動きがあった場所でシェイキングによって雷魚を誘い、ジラしてアタックをとる。また、これは立ち上がったヒシの密集エリアの中にあるわずかなスポットでも有効である。この場合、前ぶれもなく(カバーが厚くて見えないだけかもしれないが)豪快なアタック一発でフロッグを食い込むパターンが100%といっていい。
何度もキャストして誘うのはプレッシャーを与えるだけなので、一投で勝負をつけるのだ。このシェイキングは10分以上に及ぶときもある。煙草を一服するくらいの間は最低でもやる必要がある。
ハイプレッシャー化が進んでいる現在のフィールドではモンスターは非常に警戒心が強くなっていることを頭に入れよう。この釣り方はバスフィッシングにおけるダウンショットでのストラクチャー決め撃ちに近いかもしれない。
其ノ九 フィールドの状況に応じた攻め方をする
最近の流行なのか”遠投&ズル引き”のスタイルを多くのフィールドで見かける。これはバスフィッシングにおけるワームでのヘビキャロに似ている。ヘビーウェイトにチューンしたフロッグをフルスィングし、その後はズルズル、ストップ、ズルズルという引き方だ。
もちろん、そのズル引きで雷魚を誘い、反応があれば食わせのアクションでアタックをとるやり方は理にかなっているし、合理的だ。そしてビギナー雷魚マンにとっては最適の釣り方である。しかしそれだけではスレ&ハイプレッシャー、複合カバー、ヘビーカバーなどでは通用しないケースも多々ある。皆それぞれ基本スタイルを持っていると思うが、どんなフィールド/状況でもそれを基本とするのではなく、フィールドの状況に応じて攻め方を変える。基本+αが攻め方のバリエーションを広げ、それが結果として表れてくる。
其ノ十 バラシを減らすポンピング
寄せるときのポンピングを見ていると 1.勢いよくロッドを大きくしゃくって 2.その後リールを早く巻く という動作をしている人を多く見かける。実はこのポンピングのやり方がバレを招く大きな原因の1つとなっている。私の場合は

 1.必要以上にロッドをあおるポンピングは行わず 

 2.ラインテンションを保つためにリールを常に巻き続ける。

つまり、ロッドのトルクを最大限に活用し、”素早くゆっくり”寄せる。こうすることによって寄せている最中のバラシを減らすことができる。また、仮に雷魚が手前に飛んだりした場合でもラインテンションが保たれているので、こういった不用意な動きへの対応も可能となる。

其ノ十一 アタックをラインからも感じ取る
これは基本中の基本であり、しかも非常に重要なこと。アタックの後、フロッグを食い込んだかどうかを瞬時に判断するのにラインから伝わる信号を感じ取ることが必要。フロッグが消えたかどうかを目で確認するのと同時にラインからも感じ取る。フロッグゲームではラインは常にカバーなど何かしらの障害物に接している。
そのため、ラインには常にテンションをかけて神経を集中させておかないとこの信号を感じ取ることはできない。目はフロッグと周囲の動きを、腕はアクションとアタック時の信号を感じ取るために常に集中させる。
其ノ十二 フィールド開拓の面白さを知る
大物狙い、数狙いの両方とも釣りをするうえでの理想(夢、目標)であることに間違いはない。ただ、それだけにとらわれて実績ポイントに通い続けるのではなく、いろいろな未知のフィールドを訪れ、自分の力で0から開拓し、そこで自分の理想のゲームができればもっと楽しいはずだ。
其ノ十三 フッキング後は雷魚を一気にカバーの上に引きずり出し、ゲームを優位に運ぶ
フッキング後のヘッドシェイクや引き込み時にそれにひるむことなくリールを巻き、寄せる。雷魚に主導権を握らせないでゲームを優位に運ぶ。また、カバーに巻かれた場合は、

1.すぐに綱引き(ロッドとラインを一直線にする)に移行し、一気にカバーから引きずり出す 

2.テンションをかけたまま再び雷魚が動き出すまで反応を待ち、動きを感じたら瞬時に抜き出す この2つの方法を状況(巻かれた場所、雷魚の大きさなど)に応じて使い分ける。

其ノ十四 フロッグは雷魚の背後から後頭部の上を通して食わせる
特に見えている雷魚を狙う場合は、雷魚の正面にフロッグをもってくるのではなく、背後から後頭部の上を通してやる。するとフロッグが視界に入った瞬間にアタックをとることができる。正面からフロッグを通してしまうとフロッグをじっくりと見る時間を与えてしまい、見破られることが多いがこの方法だと、かなりの確立でアタックをとることが可能。
また、正面から通して一度見破られた雷魚にもこの方法でやれば食わせられる場合がある。このとき注意するのはライン。フロッグは背後から引いてくるがラインは正面なので、できるだけラインは水面につけないようにするか、水面を叩かないようにする。
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