Realities of fishing field Part.1 October.2001
今年も野池の水抜きが始まった。
10月の初めだというのに。

去年辺りから開始される時期が早まっているような気がしてならない。

水抜きをする理由は、養殖池の場合は養殖魚を捕獲するためだが、農業用の場合は「水による護岸(岸際)の侵食防止と堰堤を水圧から守る」ということらしい。その他の理由としては護岸工事や池底の日照消毒などが考えられるが定かではない。

11月以降に水抜きをすれば、冬眠のために泥の中へ潜って難を逃れることも考えられなくもないが、こうも早い時期にやられては・・・

水がなくなることによる影響も大きいが、それ以上に、水が抜けきる前に行われる「網入れ」によって根こそぎ駆逐されてしまう影響の方が大きいと思う。

雷魚の強い生命力のためか、不思議なことに毎年のように水抜きされても釣りになるだけの数が生き延びてきていたのだ。それは、水抜きをする時期や網入れの度合い、水の抜き具合が今のように「完全」にされてこなかったからだろう。

10月の時点ではまだごく一部の池しか抜かれていないが、11月以降は次々とやられてしまうだろう。

わずかに残った水も干からびてしまい完全に終わる。

この事実を知っている雷魚マンはいったいどれくらいいるのだろうか?

こういった現実を作り出してしまったのは我々なのだろうか?

来年もまたこの池には綺麗なカバーが張ることだろう。そしていつものようにフロッグを投げる・・・

一人でも多くの雷魚マンにこの現実を知ってもらいたい。

バス釣りも同じだ。山奥のダム湖も釣り禁止になり、池の水は抜かれ、残ったフィールドへは大勢のバサーが詰め掛ける。

雷魚は生息する環境が人間の生活域と隣接しているため、バス以上にその影響をもろに受ける。

これからは今まで以上に雷魚マン一人一人が環境への意識を高める必要があると思う。

激減するフィールド。これを食い止める方法はあるのだろうか?


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