Morishin's Review in 2002

Spring will come soon

2003年も既に2ヶ月が過ぎようとしている。大寒を迎えたかと思えば、立春も過ぎた。毎年のことだが、釣りに行かないこの時期が一番ワクワクする。新しいシーズンの釣行計画や、タックルなどを考えている時が一番楽しい。

日暮れが遅くなっていることを感じるようになる頃、雨の降る日が次第に多くなってくる。一雨毎に春めいていくことを感じさせてくれるこの時期の雨は、一年で一番好きな雨だ。

そしてスギ花粉情報を耳にする頃になると、春の訪れはすぐそこまで来ていることを確信させてくれる。

今年は肩の力を抜いて、釣行自体を楽しむことにしたい。

Field of dreams
2002年も日本の北から南までまんべんなく周った。長いときには1週間かけて釣りをしたこともあった。時間とお金が許す限り釣行を繰り返してはみたものの、理想のカバーゲームを展開できたのはほんのごく一部のフィールドだけで、大半はタフコンディション下での厳しい釣りとなった。

しかし物は考えようで、雷魚が釣れる釣れないは関係なく、護岸されていない自然に近い状態で水生植物が綺麗に繁殖しているフィールドはまだまだ数多く存在しているので、それを体験することに価値を見出すことができるならば、そこがある意味夢のフィールドなのかもしれない。
逆にコンクリートで護岸されていて、汚い水の上にヒシが浮いている状況下で爆釣すれば、そこが夢のフィールドなのか?と言えば、私にとってはNOだろう。しかし、ある人にとってはそこが夢のフィールドになるかもしれない。

つまりは、釣り人それぞれの価値観とスタンスの問題だ。

じゃあ私のField of Dreamsは何処か?

何年か後に、自分と幼なじみと自分達の子供を連れて雷魚釣りに行ける場所。それが私のField of Dreams。

Boom
次から次へと出てくる雷魚タックルとフロッグ。TVや雑誌に取り上げられる雷魚釣りを見ていると、雷魚ブーム継続か?と思えてならなかった。しかし、身近ではあれだけ頻繁に雷魚釣りに出かけていた連中が、ほとんど雷魚釣りに出かけていなかった。理由は簡単で、「釣れる場所がない」から。ということは、既存雷魚マンは減少傾向にあり、新規に雷魚釣りを始める人が増えていると考えるのが妥当なのだろうか。

インターネット上の雷魚系サイトにおいては一時期のような活気は無く、ルアーショップでも雷魚関連タックルの取扱いは縮小傾向にあったと思う。

バスブームは去り、琵琶湖での再放流禁止条例が施行された現在において、雷魚釣りは最後の砦だと思う。その釣りがこれから先も続けられるように、釣り具メーカーやメディアが主導で働きかけていって欲しいと思う。

Reason why the field condition is getting worse
長距離の運転+炎天下での釣りということで、雷魚釣りは体力的にキツイ。飛行機で行けば確かに楽だが、できる限り自分の車で釣行するように心掛けていた。
それは、車を運転しながらではないと感じられない、流れる時間とフィールドへの到達感を大切にしたかったからだ。労せずしてフィールドに立ち、人から聞いた場所や誰かに連れて来てもらった場所で釣ったとしても、それは何の意味もないと思っているからだ。

しかし、そういった思いを理解してくれる人は稀だ。「たかが釣り」そういう気持ちだからフィールドの荒廃が止められないのだろう。


Gap
雷魚釣りは定められた共通のルールや成果を計るモノサシが無い。何をするにしても釣り人個人の価値観によって、その捉え方は異なる。だからマナーや釣りのスタイルを論じても話が通じないのは当然と言えば当然だ。

何が良くて何が悪いという議論自体がナンセンスと言わざるを得ない。単なる遊びだから、深く考えないでいいじゃないか?という意見が大半を占めるのだろうが、雷魚釣りは、ゴルフやボーリングのようにその場所へ行きさえすれば「いつでも」「いつまでも」できる遊びとは違い、限りある自然からの恩恵を受けて初めて成立する。
だから、難しいことは考えず、楽しければいいという短絡的な考え方では長続きしないし、そういったスタンスでやる時代ではないと思う。

皆で楽しくやろう!なんて言っても、そんな大勢で釣りができるフィールドなど現実的に無いし、そういった言葉の裏側には個人の私欲しか見えない。私は雷魚釣りを特別な存在として位置付けようとしているのではない。折角この釣りをするのだから、もっといろんなことを感じて欲しい。ゲームソフトのように、飽きたら次のソフトに切り替えることなんて出来ないのだから。


Complaint
2002年に限ってではないが、行く先々で出会うローカルの雷魚マンが口をそろえて言うことがある。

「カバーが張るシーズンは出ないよ」

これはどういうことかと言うと、カバーシーズン前に既にハイプレッシャー化しているという意味。ローカルの人に詳しく聞くと、有名フィールドは5月の連休などシーズン初期に大挙して訪れる遠征雷魚マンに叩かれ、更にはそれらの遠征雷魚マンに叩かれる前に釣っておきたいというローカル雷魚マンが更に早い時期から釣るというパターンになっているそうだ。

これも個人個人の価値観の違いということで片付けられてしまうのだろうか・・・


Objective

2002年も例年同様に大型と呼べるサイズは釣れなかったが、数は例年並に釣れた。しかしボウズになった日は昨年以上に多く、釣れないフィールドが増えたことは身をもって感じた。

フィールド自体が消滅したケースよりも、見た目にはカバーがあり釣れそうだけれども、全く反応が無いというフィールドが多くなったと感じた。そんな状況下で私が心掛けていたのは、釣れるからといって根こそぎ釣るのではなく、プレッシャーが高まる前に移動することや、できる限り水中でフックオフさせるということ。フィールドが減少しつづけている状況下では、そういった配慮が必要になってきていると思う。

フィールドの規模や釣行人数、釣り上げた魚の数などを常に考え、プレッシャーを必要以上に高めないようなポイントローテーションをすることは、これからの雷魚釣りにおいては必須だろう。

“1回の釣行中に一度釣ったフィールドには釣行中には2度と入らない”これができるようにしたい。


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