Snagproof Original Frog

「Snagproof」その名のとおりウィードレスの証。そしてこのシリーズの中で最もポピュラーなのがこの「Original Frog」だ。
このフロッグの登場によって日本における雷魚ゲームは進化し、そして現在の雷魚ゲームがあるといっても過言ではない。日本のフロッグメーカーにも多大な影響を与えたこのフロッグは時代とともに改良され現在の形となっているが、そのボディ形状は20年近く変化がない。
変化が無いとう言い方は適切ではない。「完成形」なのだ。これを超えるフロッグは未だ見ていない。永遠の勇者でもある。

1/2ozをCast Frog、1/4ozをSpin Frogと呼んでいたが今は1/2ozを#6200系、1/4を#6000系と呼んでいる。



この「中空フロッグ」は今から1980年代前半から当時のエキスパート雷魚マンに使われ始め、我々の先輩であるN.R.G(名古屋ライギョ軍団)のメンバーがそのチューニング方法を地元釣り雑誌で紹介したのがきっかけで一躍メジャーフロッグとなった。このフロッグは市販状態では全く使えないが、1.足を切り取り 2.フックに板オモリを巻き 3.隙間をワームを溶かして埋めるというチューニングをすることで「カバーの勇者」として生まれ変わった。当時はアイのロウ付けやフックの強化はしておらず、バーブを潰して針先を研ぐことくらいしかしていなかった。


このフロッグを年代別に見ていくと、ウェイトの固定方法の変化に気づく。初期モデルはウェイトが無いが、2代目にはフックに固定されるようになる。しかしその後すぐにフックから外され、ボディ後端部に挟み込まれる。そして80年代中盤になると現在と同様の固定方法になる。

これは「フックにウェイトを取り付けないほうがフッキングがいい」ということを意味しているのではなかろうか?ウェイトがない分噛みしろが大きく、フッキングに適しているからだろう。


右が70年代のもので目が塗装されており平面。中央は85年のもので丸く飛び出た目(一重)。左は現行モデルで薄く平べったい目(二重と呼んでいる)。ウェイトの固定方法が現行タイプと同じになったのと同時に目も変更された。 生産数量の少ない頃は手間のかかった塗装。カバーに絡む可能性の高い飛び出た目は平たくするなど、こんな細部に至るまで改良の後が見られる。歴史のあるフロッグは勉強になる。

フックホールが縦の溝だった80年代の前半から中盤にかけては、板おもりをフックに巻きつけてチューンしていたため、斜め浮きになっていた。今のように垂直浮きにして移動距離を少なく小刻みな動きで誘うというよりも、スケーティングさせていたと記憶している。

ボディデザインの変化と同時に、パッケージも時代とともに変っている。今では考えられないが、BOXに入って売られていた時代もあったようだ。私が一番印象に残っているのはやはり「オレンジ」のパッケージだ。このパッケージを見るたびに80年代の古き良き時代を思い出す。

80年代当時人気があったのはこのクリアパープル。ワインレッドのようなこの紫色は今見てもいい色だ。

現在のフラッグシップモデルはこのトーナメントフロッグだろうか。売れそうに無い野暮ったくて平べったいボディデザインだが、予想以上にいい動きをするし、フッキングも良い。日本のどこかのメーカーが出したこれにそっくりなフロッグよりも格段にいい。

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